メッセージングシステム設計の難しさ。

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メッセージングシステムの事をMTAと呼びます。

メッセージのやりとりをする部分で、もちろんインターネットメールもMTAを使用しています。

最近、行政のMTAに係わる事も多く、sendmail、posix、Exchange Server など、様々なメッセージングのシステムを設計したり、評価しています。

しかし、どのシステムも完璧と呼べるものはありません。

メッセージングシステムは、とかく Linux と Windows の一騎打ちになりがちと思われていますが、Exchange Server はクライアントに対してのライセンス料が必要となるため、価格差で言うなら勝負にはなりません。

しかし、最近マイクロソフトの方とお話しをしていたら、近年はセキュリティ上、すべてのメールを数年間保存するなどといったアーカイブ機能が求められており、その点の優位性が高いそうです。

また、削除したメッセージを元に戻せる事にも優位性があるそうです。

確かに数千人規模でのアーカイブ(Exchange ではジャーナルと呼びますが)は Sendmail で保存できたとしても、いざそのメッセージからキーワードで検索しようにも、「grep で検索なの?」となってしまいます。

メッセージを保存できても、MTA内での処理記録が残されていなければ、証拠能力としては低いのかもしれません。

かつて、ブラウザ戦争が起き、その戦争に勝った(ネットスケープ社はAOLに吸収されました)マイクロソフトは、司法省にトラストで訴えられ、IEをOSから分離しなければならなかった事があります。

メッセージングシステムの場合においても、そのOSと噛み合った高度な管理システムにマイクロソフト最大の優位性があるのかもしれません。

私は双方のメッセージングシステムに精通しているどころか、行政にE-Mailを導入したパイオニアなエンジニアなのですが、私の中では未だベストなメッセージングシステムの結論は出ていません。

しかし・・・

最近、ユニファイドメッセージングシステムが流通し始めていますが、行政から大館市のIP電話についての調査を依頼されています。

Linuxのオープンソースによる構築ですが、これは単に費用の節約やコスト削減にとらわれず、メッセージングシステムにIP電話が登場し、E-Mail、モバイル端末、音声端末の複合システムが実現可能になった事を示しています。

私は、「メッセージングシステムに関して完璧はまだ存在していない」と思っているとお話ししていますが、IP電話や携帯電話、モバイル端末が融合した時に初めて完璧と呼べる環境が成立するような気がしています。

日本人が好むようなメッセージングシステムとは何か、災害時に有効なメッセージングとは何か、恋人たちが楽しく会話ができるメッセージングとは何か。

技術だけではなく、その利用目的や方向性が非常に重要である事は言うまでもありません。

はたして結論は出るのでしょうか。

ともあれ、まだまだ悩む日々は続きそうです。{:-)}

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