基本ジャムは自家製造で

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ちょうど5年前にジャムを手作りし出してからは、、作るのは私の役目である。
「手作りジャム研究所」という大仰な名前のホームページを2年前に立ち上げ、始めは骨組みしかなかったが、昨年になってようやく体裁を整えた。

 体裁を整えるということは、写真を撮るためにそれだけジャムを作らなければならない。
 ひとつひとつの分量は抑えたつもりだが、それでも大量にジャムの瓶ができてしまう。
 昨秋末に予定していたページがほぼ一段落し、ジャム作りを止めて在庫を食べる毎日が続いた。

 昨年暮れ、知り合いが庭で採れた柚子を持ってきてくれて、1月になって最初に柚子ジャムを作ったが、去年までの在庫がなくなってきたので、連れ合いに、作ってほしいジャムがあったら八百屋で買ってくるようにと言った。
 そして買ってきたのがパッションフルーツだった。
「前に高野かどこかで売っているのを見たことがあるのよ。高くて買わなかったけどね」

 さて、パッションフルーツ・ジャムの作り方である。
 私はこれまでにパッションフルーツを食べたことがなかった。
 半分に切ってスプーンで掬うと、これが強烈に酸っぱい。タイで食べたことがあるという子供に聞くと、普通に甘いらしい。
 ネットで調べると、収穫後に室温で追熟させ、しわしわになると酸味が和らぐのだそうだ。

 ネットですでに作られた人たちの記事を参考に、方針を決める。
 一部に、果皮も煮込んだという人もいた。
 果皮を齧ってみると紫色の表皮には香りがあるが、その内側の白い皮は無味でせいぜいがペクチンにしか役立たない。
 果肉はすでにとろりとしているので、果肉だけで十分だし、かえって味がぼやける心配がある。
 そこでオーソドックスに、種入り果肉だけで作ることにした。

 作り方は、ホームページのパッションフルーツジャムで紹介した。

 時間もかからず比較的簡単に作れる。
 食べてみると、すでに知っている味だった。おそらく、フルーツゼリーかアイスクリームで食べたのだろう。
 いずれにしても酸味と甘味と風味は極上なのだが、でき上がりは少量。
 つまり値段も味も、高級で、贅沢な味というわけだった。

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