アメリカで会社を設立

テーマ ・ プライベート♪ カテゴリ ・ 仕事 #33428
結婚を機に渡米した友人が、久々に帰国することとなり、学生時代の友人たちと集まることになりました。

もともと、学校の短期留学プログラムを利用して滞在経験があった彼女には、将来は海外で生活したいという夢が、学生時代からあったのです。

その夢をかなえるために努力してきた彼女を、泣き泣き見送った日を思い出しながら、誰の家で集まるか、何を用意するか、わくわくしながら彼女を迎える準備をしていました。

ただ、知り合いの中には、短期留学でかなりの帰国子女気取りになってしまい、かなり時間が経過しても、何かあればアメリカではと連呼して場の雰囲気を変えてしまう方もおられため、長期滞在をしていた彼女ならもっと妙な雰囲気を漂わすのではないかと、内心では各自で怯えていました。

メールのやり取りはたまにしていたものの、実際に合うのは久し、ぶりだということも原因ではあったのですが、一番気がかりなのは、何年経っても変わらぬ環境と変わらぬ緩い関係でもそれなりに様々な経験をしてきた日本滞在組と、想像もつかない環境の変化に耐え実証を示した彼女との間で、万一、確執があったらどうしようという不安は常に頭によぎりました。

キャリアウーマンとして男性に目もくれず着実に経験を積んだり、離婚を機に社会復帰を果たしたり、わたしのように何となく真面目にやっていて、なんとなく会社員を続けていたり、それぞれの環境は異なれども、たまに集合しては飲んで食べてしゃべりまくるわたしたちと、帰国したばかりの彼女とどうやったら楽しい時間を共有できるのだろう。

そんな心配もしながら迎えた彼女の帰還でしたが、彼女は開口一番、目の前に置かれた食器を見て、日本の器の美しさについて語りはじめたのです。

輪島塗は、丈夫で長持ちするし、有田焼は日本で400年にもわたる歴史があって、その維持のための変化には世界が注目しているんだと日本酒を片手に意気揚々。

やはり感覚は「世界」なのかと感心しながらも、まさかの日本かぶれになって帰国したかと思うと、話題は学生時代の話しにさかのぼりました。

海外生活の夢をかなえられて本当に良かったと思っていたのですが、実は、自宅よりも学校よりも、ホームステイ先のご家族やその関係者の方々との交流が、一番、居心地が良かったとの事実を知ったのです。

明朗快活な学生時代を送り、いつもお笑い担当としてわたしたちを楽しませてくれた彼女の意外な告白に戸惑いつつも、お互いの状況報告を酒の肴に楽しい飲み会をすることができました。

そんな彼女は近くアメリカで会社を設立するそうです。

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