時流に乗った利権の話

テーマ ・ 就職 カテゴリ ・ なし #3939
「お互いスーツ似合わないな~!」


車内でそんな話をしながら、

久しぶりの人との触れ合いに浸っておりました。


車の着いた先は北九州の商業施設。

7階の会議室に着くと”新規事業説明会”と書かれた看板

中に入るとスーツ姿の男女が数名こちらに寄ってきました。


「○○さん(八百屋仲間の名前)のゲストさんですか?

○○さんにはいつもお世話になっています」


次々に名刺を渡され完全に戸惑いながら

私は八百屋仲間の顔を見ました。

彼は慣れた口調で私のことを皆に紹介していました。

12年間八百屋業界しか知らない私はそんな彼を見て


「こいつ普段は汚い格好した下品な奴だと思ってたけど

実は凄い奴なのかもしれない・・・」


などとすっかり尊敬の眼差しに変わってしまいました。


「今から話をする講師は元大手企業の課長やってた人でね

 今この事業で独立し月収300万あるらしいよ。

それでアンタに役立つ情報かもと思って声をかけてみたんよ。」


八百屋仲間のその言葉に私は絶句しました。

八百屋業界で今現在それだけ稼いでいる人を私は知りません。


「どんな人なんだろうか・・・」


司会者の紹介で壇上に上がったその講師は

小柄で温和そうな中年男性でした。


「今日皆様にお伝えしたいテーマは”時流に乗った利権の話”です!」


「時流に乗った利権の話?・・・・・」 

このキーワードが私の脳に刻み込まれました。


このキーワードが私を今後狂わせていくことになるとは

この時は知るよしもありませんでした・・・

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