あんな手紙を書いて憎ませようとした!

テーマ ・ プライベート♪ カテゴリ ・ なし #7289
「あなたは、遠子先輩を愛するわけにいかなかった! あなたにとって遠子先輩は、最愛のマドレーヌを――親友を裏切った証だったから。だから無視して、遠ざけて、あんな手紙を書いて憎ませようとした! 〝存在しない子〟として、遠子先輩に接してきた! そうやって、あなたは自分から一人になり、狭き門へ入っていったんです! 心弱いのは、結衣さんではなく、あなたのほうだ!」
 叶子さんは怒りに震えていた。目を血走らせ、奥歯を噛みしめ、苦しげに肩を上下させている。<a href="/blog/blog_error.asp?mode=20" target="_blank">UGG
 その顔が少しずつ崩れてゆく。眉が下がり、目がうるみ、哀しげな顔に変化してゆく。
 きっと、ぼくが語ったことがすべてではない。
 あの場所へ行き、再び蒼鬼に会う。それがどうしても必要なことだと白狐は告げる。さつきの胸に咲く「山査子の花」、それを解放できるのは青鬼だけだと。どこか頭の隅で分かっていたような気がする。いつかこんな日が来るということを。けれど――。
 片手で首の傷痕を掴み、さつきはもう一方の腕を床へとつけた。どうにもならない潜在的な恐怖が津波のように押し寄せてくる。制御などできない。
 恐い、恐い恐い恐い。UGGブーツ
 自分の両親や、天野夫妻の死を書いた叶子さんを批難しながら、ぼくも内容の差こそあれ、同じことをしていた。
 書くことで、他人の心を切り裂いていたのだ。アグブーツ
「誤解しないで。コノハがあたしたちをモデルに小説を書いたことを、もう憎んではいないわ。コノハが、井上ミウというペンネームで、賞を取ってデビューしたことも――まるきりこだわってないって言ったら、嘘になるけど……コノハが新しい小説を書くのは、かまわないのよ。ただ――」
 美羽の目が、また険しくなる。
「櫻井の思惑に乗るのは、イヤ」

コメント0

まだコメントはありません。最初のコメントを書いてみませんか?