太平洋を埋め立てろ

テーマ ・ プライベート♪ カテゴリ ・ なし #34142
昨今のテレビCMの多くは、正直いってわしには “3らん” だ 。
 つまらん、くだらん、わからん。

 でもまあ、ムリもない。こういうCMを作っとるのは、わしの孫くらいの年齢の連中だろうから。
 この年のヘダタリを埋めろっていうのは、太平洋を埋め立てろっていうようなもんだから、ま、どこまでいっても水平線・・・おっと平行線だろうな。

 それに、そういうCMが売ろうとしている商品は、ほとんど若者がターゲットだ。じいさんばあさんにそっぽを向かれようが、蹴飛ばされようが(蹴飛ばしたついでにひっくり返らないでね)、つばを吐きかけられようが、彼らは痛くも痒くもないだろう。どぞどぞご勝手に・・・てなもんだわナ。

 しかし、そっちはご勝手でもこっ<a href="http://www.discuss.com.hk/viewthread.php?tid=27094207" style="color:#000000;text-decoration:none;">支付寶hk優惠ちはご勝手じゃない。テレビをつければ、そういうアホくさい意味不明のCMを、イヤもオウもなく見せられる。迷惑だ。

 しかも、最近はやたらと数が多い。
 特に番組の後半入ると、がぜん多くなる。終盤にくると、ゴキブリの巣を蹴飛ばしたみたいにバラバラと走りこんでくる。番組のあいだにCMが入っているのか、CMのあいだに番組が挟まっているのか、わけ分からんくらいだ。
 やつら(テレビ関係者だな)は視聴者を甘く見とるんだ。ここ(番組後半)まで来たらもうチャンネルは変えんだろうって。

 分かっとる。そんなに嫌なら見なきゃいい、って言いたいんだろ。CMが始まったら目をつむってろって。
 簡単に言うが、CMのたびに目をつむるのって、老人にはけっこうタイヘンなんだ。指示を出してもマブタが速やかに対応せん。それに目をつむっても、クソやかましい音はガンガン入ってくる。

 そんなもん「消音ボタン」を押せばいいじゃん、と言うかもしれんが、目をつむり音を消したら、いつCMが終わって番組に切り変わったか分からんじゃないか。

 いちいちうるせえな、だったらNHKだけ見てろ・・・って言うんだな?
 もちろんNHKにもいい番組はあるよ<a href="https://www.hkepc.com/forum/viewthread.php?fid=80&tid=2409521" style="color:#000000;text-decoration:none;">珍珍薯片。それは知ってる。特に、むかし「教育テレビ」といった「Eテレ」には近ごろ面白いのが多い。
 しかし民放にも見たい番組はあるんだ。公共放送ではメンツがあってちょっとやれんような企画に、面白いのがちょくちょくある。

 それに、この際はっきり言っとくけど、年寄りにとってテレビは必需品だ。「食う、寝る、見る」ってのが、現代老人の生きるための三本柱だ。

 ああ言えばこう言う、こう言えばああ言う、これだから年寄りってのは嫌われるんだなって、いま書きながらわしも思ったよ。ヘヘヘ・・・。
 話を変えよう。

 といっても、やっぱりテレビの話だよ。だってこれがきょうの記事のテーマだもん。
 ところで、なぜ今回これをテーマにしたかというとな、さっき言った生きる三本柱から「見る」を外すと、老人は溺れて死ぬ・・・という由々しき社会問題をひそめているからだ。
 溺れて死ぬ? 何じゃいそれ。

 分からんか。年若いな。だったら教える。
 現代の年寄りは、医学の進歩によって命を引き延ばされてる。最新式医学製法による謹製手延べソーメンみたいなもんだ。

 だがその引き延ばされた自分の命を、老人たちはどう扱っていいか分からんのだ。
 なんせ現役時代は、働け働けってんで働きに働かされて、仕事以外に何にもしなかったからな。
 今になって、ほら自由時間をやるよ、と言われても、何をしていいか分からん。
 有り余るヒマな時間を腕いっぱいに抱えて、アップアップ溺れそうになってる老人たちが、わしの周辺にもごまんといる。
 テレビ以外にやることといえば、たとえば多少パソコンのできるジジィだと、女房の目を盗んでこそこそアダルト・サイトを覗きに行くくらいのもんだ。ババァだと気の合った仲間と、たまにイタ飯を食いながら人の悪口を言いあう。
 あとはただもうテレビを見てるだけ。男も女も、老いも若きも・・・じゃなかった老いも老いも、おいらもおまえも。

 こうして溺れる者がワラをもつかむ思いで見るテレビも、ちゃんと番組を見せてくれん。バラバラに切り刻まれて、訳の分らんCMを差し込まれる。
 溺れそうになってつかんだワラまで切り刻まれたんじゃ、老人は救われんわィ。

 ・・・なんてヘタな役者みたいにハデに嘆いてみせたけど、そんなテレビCMも、切り口をちょっと変えればけっこう楽しめる、ということに最近気づいた。
 次回はそのことを書いてみる。

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