糖質制限食の特徴

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糖尿病の治療でここ数年、食事療法の考え方が急速に変わりつつあります。
新しい食事療法の基本は次の2点です。

1.ご飯やパンなどの主食はイモ類など糖質の多い食品をほとんど摂らない。

2.肉や魚、油ものなど、脂肪分やタンパク質の多い食品は好きなだけ食べてもいい。

つまり、この新しい食事療法を平たく言ってしまえば、主食を食べない代わりに炭水化物を含まないおかずばかり食べることで糖尿病をコントロールしようというものです。

糖質を徹底的に減らすことに眼目があるため、この食事療法は糖質制限食と呼ばれています。

糖質制限食で最も大きな特徴は、肉や魚、あるいは炒め物や揚げ物など、従来の糖尿病食ではカロリーが多くて好ましくないとされていた食品や料理を糖質制限食では食べてもかまわないという点です。

食習慣はその人の嗜好に大きく左右されますから、今までの糖尿病食であまり食べないように指導されている食品の好きな人には、これを実行するのが難しくなります。

そんな人には糖質制限食が向いています。

また、糖質制限食ではカロリー制限をあまり厳しく行わないことも大きな特徴で、食品交換表を片手に面倒な計算をするわずらわしさがありません。

この食事を実行してみればわかるのですが、実際にはお腹が満足するだけ食べてもカロリー摂取量は大したことはなく、2000キロカロリーも食べればお腹が苦しくなるほどのボリュームになります。ですから、極端な大食漢でないかぎり、事実上、好きなだけ食べてもいいことになるのです。

もうひとつ付け加えれば、糖質制限食には、種類さえ選べば飲酒はかまわないという利点があり、酒好きの人にとっては従来の糖尿病よりも実行しやすいのです。

日本酒やビール、ワインなどの醸造酒は糖質が多いので飲めませんが、焼酎やウィスキーなどの蒸留酒には糖質が含まれていないので飲んでも差し支えありません。もちろん、常識的に見て健康を害するほどの大酒は困りますが、適量ならば大丈夫です。

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