サクラやツバキの開花(前野岳洋)

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サクラを例にとると、年中花を咲かせる不断桜や秋に開花する10月桜などの例外もあるが、昨年の夏のうちに花芽ができて冬の寒さにあって発達し、春になって暖かくなるにつれてその位置で開花する。

サクラのように側芽に花芽を持つものは、ウメ、ハナモモ、ニワウメ、ハナズオウなどで、この種の庭木は剪定によって花数はへるけれども、花が咲かなくなることはないので、開花部が上がらないように樹型本位の剪定をすればよい。

キリシマツツジ、シモクレン、クチナシ、コブシ、ハクチョウゲ、アメリカヤマボウシなどは頂芽だけに花芽分化するので、そのあとでうっかり剪定、刈り込みをすると花の咲く部分を切り取ってしまうので、花芽分化期をよく心得ておく必要がある。

レンギョウ、ツバキ、マンサクなどは頂芽と側芽に花芽分化する。

ツバキの花芽は、小杉氏によると、頂芽の最外部の鱗片の内側に形成された側芽がまず花芽になり、しだいに発育して鱗片を押し開いて外部に現われ、さらに頂芽を側方に押し曲げて、ちょうど頂芽が花芽になったようになり、頂芽に近い側芽の多くは休眠したと報告しているから、やはり頂芽をたいせつにしたほうが安全である。

前野岳洋(ビジネスマナーコンサルタント)

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