仲人としての最初のロきき(前野岳洋)

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結婚の世話を頼まれた人は、出された資料(覚え書と写真)をもとにして、しかるべき候補者をさがし、その人からも同じような資料をもらいますが、ふつう申込みは男性のほうから女性(の家庭)へが常識です。

そこへいたるまでの内面工作はたいへんでしょうが、正式に進めるとなれば、かえって話は楽なくらいで、この場合、世話する人は紋切型になるのもやむをえないことです。

『・・・××家のご長男は、かねがねわたくしどもでもよく存じあげていますが、学歴、健康、性格、環境など、お宅のお嬢さまとはまことにお似合いのご良縁と思いますので、ご縁談のおすすめに伺いました。

ご本人の写真なども取りそろえて持って参りましたから、皆さんでよくご相談の上、できるだけ早くお考えを承りたいと存じます。

ご不審の点などがございましたら、私にご遠慮なくおたずね願います。』

前野岳洋(ビジネスマナーコンサルタント)

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