日本はカビの国・・・前野岳洋

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sncのおかげで、近年薬品、醸造などのカビを申心にした発酵工業の製品の総輸出額が数千億を超えるほどになった。

このほか日本では、カビのために衛生思想が欧米とは全く異なり、風俗習性のうえに極めてよくこれがあらわれている。

たとえば、西洋でのあいさつは握手やからだを触れ合う「接触拝」なのに、日本では不潔とか、けがれるという気分が先にきて、「頭拝」以外には考えられなかった。

また死者を出した家での服喪の習慣など、けがれ(疫病)を退散させるための今様隔離に相当し、これこそ民族が長い間に自然に学びとった尊い経験的知恵でなくてなんであろう。

以上のように、日本人の伝統とか文化はカビへの適応と、闘争の歴史ということができる。

にもかかわらず、従来日本の文化や歴史を語るものがカビの作用を全く忘れているのはどうしたわけであろう。

前野岳洋(ビジネスマナーコンサルタント)

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