悪口をいうときは

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悪口やウワサ話は人と仲良くなるための「必要悪」です。悪口なんて
言わないという人もいますが、まわりから「面白くない人」「得体が
知れない不気味な人」「悪口のひとつも言えない小心者」と、マイナ
スの評価を与えられかねません。
心理学的見地に立つと、悪口は攻撃行動です。人間を含む動物はすべ
て、自己防衛のための攻撃本能を持っています。しかし、通常の社会
生活では、肉体的な暴力に訴えることはルール違反。だから言葉によ
る口撃によって欲求不満を解消するのです。
ただし、誰にでも悪口やうわさ話をしていいというわけではありませ
ん。話す相手をわきまえる必要があります。
話し相手としてもっとも避けるべきは上司でしょう。その上の部長、
役員、社長は論外です。たとえば、飲み会の席で、できの悪い部下
の文句を言ってしまったとします。それを聞いた上司は「おれのこと
もこんな風に言いふらしているんじゃないか」という印象を抱くかも
しれません。
職場でおとなしい人ほど、要注意です。酒の席で人のことをべらべら
しゃべっていると、「こいつは調子がいいやつだ」と思われてしまい
ます。本人に直接進言するのはもってのほかです。よく飲み屋などで
「オレにいいたいことがあれば何でもいってくれ」という上司がいま
すが、その手にのってはいけません。腹を探られているだけです。
ビジネスシーンに無礼講などありません。上司が悪口やうわさ話をし
かけてきたら、それに軽くのつ程度にとどめておくのが正解です。
悪口を言うとすっきりするのは、カタルシス効果が働くためです。
カタルシスを得るためのカギは共鳴です。上司や部下の悪口を言う場
合、その人物のことを知っているか想像できる相手でなければ、話が
先に進まないはずです。不満を十分に表出できなければ、ずっきり感
を味わうことはできません。
同僚ならば似た不満を抱えている可能性が高く話は盛り上がりそうで
すが、ライバル関係にある相手だったら危険です。上司に密告された
ら目も当てられません。悪口の対象は上司ではなく、部下にとどめま
しょう。

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