トランス脂肪酸の摂り過ぎに注意

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 トランス脂肪酸は、牛肉や乳製品などに微量に含まれる天然由来のものと、
人工的に生成されるものがあります。

 人工の方は、液体の「植物油」に水素を添加して硬化させ、固体の「油脂」を
製造する工程で生成されます。

 これを原料とするマーガリンやショートニング、さらにショートニングを
使用して作るパンやケーキ、スナック菓子、揚げ物などに多く含まれています。

 人工的に作られたトランス脂肪酸は、摂りすぎると心筋梗塞のリスクが
高まるとされ、またアレルギー性疾患との関連性も指摘されています。

 世界保健機構(WHO)は、摂取を一日の総エネルギーの1%未満に
抑えるように勧めています。

 米食品医薬品局は、トランス脂肪酸が発生する処理をした油脂の使用を
3年後をめどに原則禁止にすると発表しました。

 日本の厚生労働省は「現時点では規制は考えていない」としていますが、
食品業界は自主的に減らす取り組みを始めています。

 食品安全委の計算では、日本人の一日のトランス脂肪酸平均摂取量は、
0.67gで、米国20~59歳の一日平均摂取量の5.6gと比べると、
かなり低い数値であることがわかります。

 これは食生活がちがうためで、米国では日本に比べ、クッキーやパン、
ファーストフードなどの摂取が多いからと考えられます。

 今回はトランス脂肪酸にアラームが挙がっていますが、トランス脂肪酸
だけでなく、飽和脂肪酸にも同様な注意が必要です。

 脂質に偏った食事をしていると、糖尿病や心筋梗塞などにかかるリスクが
高まり、特に20代、30代の女性には摂り過ぎの傾向が指摘されています。

 過剰摂取が続くと、血液中に含まれる脂質が過剰になる脂質異常症
(コレステロール値の異常)を招きやすくなりますので注意が必要です。

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